産まれた時から神かくしに遭うことが決まっていた生贄であり、背負った神様はお天道様。
なので猛烈な晴れ女。雨男の十夜の逆。
楽しみにしている時はもちろん、行く先々で大体晴れる。
雨上がりの虹を見るのが好き。

誰にとっても「居場所」になれる場所を作ろうと、当時異界で友人になった十夜と《彩》を設立した。
最初は人の世に帰る方法を探っていたが、元居た時間と飛んできた時間がズレていたため断念。
その腕っぷしの強さと勢いのある性格で異界でも逞しく生き抜いていた。
シンプルにどんな時でも生きることを最優先しており、その凛とした姿勢は十夜に影響を及ぼす。

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現在は行方が知れず、失踪したのはおよそ二十歳の頃。
髪をまとめていた赤い髪紐を机の上に残して《彩》の前から忽然と姿を消した。